「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」「ありがとう」をどんな時でも。
このようなことは当たり前と思っている方であれば、末永く安定したパートナーシップを続けることができるでしょう。
くたくたに疲れている時、睡眠不足が重なっている時、用事が立て込んでいる時、そのような気分になれない時、何か仕事の関係でイライラする時、そのような時でも、相手に優しく「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」「ありがとう」をいつもいえるようであれば、本当にお互い明るくなり、励まされ、かえって元気になるでしょう。なかなかできないことですが、ちゃんとやっているパートナーは、お互い長く支え合ってきているようです。
私は、疲れている時やショックがあった時など、明るく振る舞うことができませんでした。家庭に暗いものを持ち込んでいました。若い時には、重要なことより、自分の気持ち、自分の仕事、自分の悩みを優先してしまいがちです。
誰かから、このような挨拶が、ふたりにとって、とても大切なこととして教えられていたら、実行していたのにと悔やまれます。
夫からも「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」「ありがとう」、妻からも「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」「ありがとう」を男女双方からいう時代となりました。
日常生活の挨拶の大切さを身に染みて感じる今日この頃です。
喧嘩した時も、長くひきずらないためにもこの魔法の挨拶を!
初めから、取り決めをしておくとよいと思います。
喧嘩した時に長く引きずるのは生産的ではありませんので、早く関係を修復してしまうのが、幸せを享受するための近道です。
そのためには、決着がついていなくても、「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」「ありがとう」の挨拶を繰り返すことです。気持ちが入らなくても大丈夫です。かたちだけでも効果があります。後で取り返しのつかないことにならないよう、魔法の挨拶をしましょう。この魔法の挨拶を、「魔除け」の効果があると思っています。
生まれ育つ子ども達も、この魔法の挨拶が自然にできる子どもとなり、幸福や幸運を呼ぶようになる。
子どもにだけ、挨拶をするようにしつける場合があります。
私も育てている時、自分は挨拶しないのに、子どもには、大人に挨拶をするようにさせたものです。考えてみるとおかしなことです。最初から、父親となる人と母親となる人が家庭内で挨拶していなければ、不自然な話です。
爽やかな子どもは、よいパートナーシップのある男女のもとで、すくすくと育つようです。そのような意味も含めて、最初から挨拶を将来の幸福や幸運のためにしておくべきだったと思う今日この頃です。