諸外国の事情
シンガポールの公営住宅に訪れた時に、驚いたことがありました。140平米ほどの住宅に、寝室が広く取られており、子ども達の部屋と分かれており、寝室に独立したトイレやバスルームがありました。富裕層とそうでない層とあるにしても、本当に恵まれた住居環境でした。1998年の頃でしたが、政府が、夫婦の健全な生活を推奨していたこともあり、日本と比べると夫婦の生活も充実したものであったようです。何よりその頃にすでに時短が進んでおり、夕方には家族と食事がとれるように、働く夫妻の帰宅時間が早いのが特徴でした。
男性は女性との関係を求めている。
結婚している関係であれば、最初から相手は、結婚している相手がその対象になりますが、帰宅時間も遅く、子どもの世話や家事などに時間を取られる中、くたくたのカップルにとってゆっくり時間を過ごすことはなかなかできないものです。
問題は、男性からの求めに対して、どのように対応するかという点です。基本的に断ってしまうと、男性は、これからも求めにくくなってしまいます。
「今日はとても疲れているので、簡単にね。今度の休日では、フルコースで楽しみましょうね」
「明日は重要な会議があるので、明日の夜は時間を取れるようにするわ。それでもいいかしら?」
こんな感じで、パートナーの誘いに対して、次の時の希望を残すことが大切です。
寝室は一時的に分けても、基本はいっしょがベスト!!
よく浮気をされた方の話を聞いていると、その時は、寝室が別室となっていたことが多いです。赤ちゃんの夜泣きがひどい、イビキがひどい、ベットが狭くて、妊娠中に落ちそうになってから、別々の部屋で寝るようになった、風邪がひどくて別々の部屋に寝るようになった・・など一時的に分けて寝ることはあるものです。
でもそれからずっと別々であると、いろいろなことが起こってきます。妻が他の人と関係をもっていても気が付かない、夫がすでに他の女性と深い関係が長いにもかかわらず、発覚するまでわからないなど・・浮気の発生は意外と、夫婦別室で寝ていることから始まるようです。コミュニケーションが不足し、スキンシップもなくなり、関係性が薄れていきます。
ピロートークができる余裕や時間があれば、親密な時を大切にする。
男性と女性の違いは、男性は終わった後、燃え尽きたように寝てしまったり、他の仕事のことを考えたりし始めるのに対して、女性は、その反対で、愛の喜びに満たされて幸せな気分に浸っているということです。休日など時間があれば、ピロートークは、ふたりにとって大切なことを語り合えるもっとも重要な時です。このゆとりのピロートークで本音を語り合うことができれば、幸せは続きます。男性がわの配慮と思いやりが必要な時です。この時に感謝の言葉を述べあうと、ふたりのゆらぎない関係が続きます。
フランスでは骨盤底筋体操を産後から行っている。
日本では昨今話題になってきていますが、ふたりが一生良い関係であるようにと、フランスでは、産後から骨盤底筋体操を行なっています。相手のニーズに応えられるように、骨盤底筋トレーニンクや膣トレなどは、女性にとっても若さを保つ上で重要です。日本では、これらの教育が遅れていました。日本では骨盤底筋について、女性クリニックに通っても、啓発活動がなく、男性がものたりなくなると、風俗の女性でニーズを満たすようになったりすることもあるようです。ふたりの大切なコミュニケーションが、他のサービスで代替されるのも惜しい話です。男女が望ましいあり方であるように、社会的にも啓発していく必要があるのではと思っています。