相手が大切にしているものを尊重する
パートナーシップは、相手に対する全信頼から成り立つものです。その信頼関係の中で、相手のしていること、大切にしていることを尊重することで成り立ちます。
同じ立場、同じレベルでの尊重です。大切にしているものに、優劣はありません。優劣意識をもたないようにすることがパートナーシップの醸成には大切です。
社会的地位の違いとパートナーシップの対等性との違い
2人は社会的地位が異なることがほとんどですが、そのことと、人間として異性としてのパートナーシップはまったく異なります。ハートナーシップはいつもどのような場合においても対等です。
女性の方が社会的地位が高い場合、男性の意識に大きく異なるものを感じさせることがあります。たとえ精神的にも男性の意識レベルが異なる場合であっても、パートナーシップは平等です。
日本では、男性は女性より上であるという教育を受けているような場合、社会的立場が逆転した場合、無意識に対等ではなく、男性自身が下に位置するものと錯覚し、パートナーシップの醸成を阻むことがあります。お互いのビジョンが同じ場合は問題がないでしょう。女性の方が、高いビジョンを持っている場合でも、パートナーシップは同じです。
2人の共通目標や共通ビジョンをもつ
何を共通目標とするか2人の年代、環境、関係性によって異なります。それぞれが共通目標や共通ビジョンを持っていると、共に歩む方向性が定まります。ゆっくり共通なものをもつようにしていきましょう。時に、修正が必要な場合があります。
パートナーシップは支え合う強い意志により成り立つ
支え合う、励まし合う、尊重しあう、共感しあう、異性として愛し合う・・このようなパートナーシップは依存する関係ではなく、個々が精神的に自立した関係のもとで成り立ちます。
アルコール依存のために暴力を振るう男性に必要であると思い、殴られても叩かれても自分が相手に必要と思っている女性がいたとしたら、このような関係を共依存関係と呼びます。このような相手の弱点をさらに強化してしまうような関係性をパートナーシップとは呼びません。このような場合は、断酒も含めて、精神的なセラピ-が男性に必要です。
嫉妬深い男性が、相手の女性の社会関係を壊すような行為を続けることも、パートナシップとはかけ離れたもので、信頼関係のない、自己に自信のない個人が、他者をもつぶしてしまう関係です。
男性が働き手であり、女性が家庭内全般に責任をもつ役割が明確である場合、相互が尊重していれば、パートナーシップが成り立ちます。もし、働き手の経済力があるため、女性が何事においても男性に従属的である場合、パートナーシップとは呼びません。経済的な稼ぎとは関係なく、パートナーシップは相互尊重のもとに醸成されます。
パートナーシップは、自立し成熟した精神性をもつ人の間で成り立ちます。そのためには、パートナーシップ構築のための、ステップごとの指導が必要な場合があります。
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